世界が、東京が、私が「賢い省エネ」

これまで経験(けいけん)したことのない(あつ)さや大雨(おおあめ)など、極端(きょくたん)気候(きこう)変化(へんか)が、私達(わたしたち)生活(せいかつ)影響(えいきょう)(およ)ぼし(はじ)めています。 全世界(ぜんせかい)のCO排出量(はいしゅつりょう)の約7割は「都市(とし)」から排出されています。 東京は世界有数(せかいゆうすう)の大都市です。東京に()(わたし)たち一人ひとりが、世界や東京を取り巻く状況(じょうきょう)を知り、身近(みぢか)にできる取組(とりくみ)を一つひとつ実践(じっせん)していくことが必要(ひつよう)です。

気候変動・エネルギーのために知っておくこと

温室効果ガスが増え過ぎて地球温暖化

地球(ちきゅう)表面(ひょうめん)にはもともと窒素(ちっそ)酸素(さんそ)、COなどの大気(たいき)がとり巻いています。温室効果(おんしつこうか)ガスと呼ばれるこうした大気は、太陽(たいよう)から受けた(ねつ)を大気外に放出(ほうしゅつ)し、地表(ちひょう)からの熱を吸収(きゅうしゅう)しそれを(ふたた)地表(ちひょう)放射(ほうしゃ)するなどして、地球の平均気温(へいきんきおん)を一定に保つ大きな役割を果たしています。しかし、産業革命以降(さんぎょうかくめいいこう)人類(じんるい)石炭(せきたん)石油(せきゆ)など化石燃料(かせきねんりょう)大量(たいりょう)に燃やしCO排出量(はいしゅつりょう)()えた結果(けっか)余分(よぶん)な熱が宇宙(うちゅう)に放出されず、こもった状態になっているのです。
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の主な原因(げんいん)人間(にんげん)活動(かつどう)起因(きいん)していることがほぼ断定(だんてい)されています。

地球、熱こもり過ぎ!

地球温暖化が起きるとどうして困るの?

地球全体の温暖化により地球の気象(きしょう)が変化します。温暖化は、極端(きょくたん)熱波(ねっぱ)洪水(こうずい)などの異常気象(いじょうきしょう)頻発(ひんぱつ)や、干ばつ等による食料生産の困難(こんなん)飲料(いんりょう)水の枯渇(こかつ)や、海面上昇(かいめんじょうしょう)による居住地(きょじゅうち)喪失(そうしつ)などを引き起こします。
地球の平均気温は130年間で約0.85℃上昇しました。このままいくと、今世紀末には最悪(さいあく)で4.8℃の気温上昇、0.82mの海面上昇(かいめんじょうしょう)が予測されています。
こうしたなか、世界では、産業革命以降(さんぎょうかくめいいこう)の地球の平均気温の上昇を2℃未満、できれば1.5℃未満とすることが共通目標となっています。2℃や1.5℃は小さい数字にみえるかもしれません。ですが、地球の平均気温が1.5℃上昇すると、日本のような中緯度帯(ちゅういどたい)では気温が3度上昇します。すでに「これまで経験したことのない暑さや大雨」などの極端(きょくたん)な気候の変化が生じ始めているなか、極端な酷暑(こくしょ)日が更に増加することが予測されています。全世界でも、極端な「洪水」リスクが2倍に増えることや、世界の珊瑚礁(さんごしょう)の70%が2100年までに消失することが予測されています。地球の平均気温上昇の影響(えいきょう)はとても大きいのです。

このままだと大変なことが起きる?

世界の二酸化炭素排出量

世界各国(かっこく)のCO排出量(はいしゅつりょう)を比較すると、第一位は中国、第二位はアメリカです。日本は、インド、ロシアに次いで、世界で5番目に多い国です。 東京のCO排出量は日本全体の約5%ですが、オーストリアなどの国とほぼ同様の大きさであり、決して小さくありません。 産業革命以降(さんぎょうかくめいいこう)の気温上昇を1.5℃に抑えるためには、2030年には全世界の温室効果ガスの排出を半減(はんげん)させ、2050年には実質ゼロにすることが必要とされています。
世界では、全世界のCO排出量の約7割を占める都市の取組と役割が注目されています。東京も、資源(しげん)やエネルギーを大量に消費する世界有数(ゆうすう)の大都市として、「ゼロエミッション(CO排出実質ゼロ)」の都市へ転換していく取組を、私たち一人ひとりが実践(じっせん)していくことが必要と考えています。

日本はたくさんの温室効果ガスを出している

家庭での省エネ・節電を進めよう!

東京都のエネルギー消費量は、近年減ってきていますが、工場や自動車、ビルに比べて、家庭はあまり減っていません。家庭のエネルギー消費量は、都内の約30%で、そのほとんどが電力とガスの使用からきています。家庭で一番多くのエネルギーを使っているのは「給湯」です。ちょっとした手洗(てあら)いやうがいはお湯ではなく水を使用する。シャワーの出しっ放しに注意する。そういったこまめな省エネの意識が大切です。

そういえば、お湯よく使う
■都内エネルギー消費量の部門別構成比
■都における家庭部門のエネルギー消費量の用途別割合(2015年度)

空、土、水のためにできること

1,300万人で省エネ、粋だねぇ。江戸っ子節電

無理なくできる省エネを

上手に、無理なく、長続きできる省エネ対策(たいさく)を習慣づけましょう。電気使用量のピークを見極めひかえるのも(かしこ)い電力の使い方です。

実践 !家でできる「賢い節電」7つのチェック

  • 冷蔵庫(れいぞうこ)の温度設定は、冬は「弱」、夏は「中」に設定しよう
  • テレビの省エネモード・画面の輝度(きど)を下げよう
  • 白熱電球などは、LED電球へ交換(こうかん)しよう
  • エアコンは、室温が夏は「28℃」、冬は「20℃」になるようにしよう。
    扇風機(せんぷうき)を使って、部屋の空気を循環(じゅんかん)させることも効果的です。
  • 暑い日、寒い日には、エアコン使用の無理な我慢(がまん)はしない
  • エアコンやテレビ、照明など家電製品はつけっぱなしにしない
  • たくさん電力が使用される時間帯(夏は14時前後、冬は17〜18時前後)には、消費電力の大きな電気製品の使用をひかえる
    ※もっと知りたい方はこちら
    家庭の省エネ対策のためのリーフレット等のご案内

自然のエネルギーを使う

太陽光発電(たいようこうはつでん)は、石油や石炭などの化石燃料(かせきねんりょう)を燃やさずに、自然から得られるエネルギーを使って自宅で発電(はつでん)し、自宅で使うことができるエネルギーです。 太陽光発電は、停電時(ていでんじ)にも、自立運転機能(じりつうんてんきのう)を利用することで、電気を使うことができます。 東京都では、あなたの建物(住宅)が、太陽光発電等の利用に適しているかが一目でわかるマップ(東京ソーラー屋根台帳(やねだいちょう))を公表(こうひょう)しています。ぜひ、一度、ご覧になってみてください。

すだれや緑のカーテンで涼もう!

暑さ・寒さを感じる「熱」。家の中に「熱」を入れない、家の中から「熱」を逃がさないために、「窓」は重要です。外から室内に入ってくる「熱」の7割以上は「窓」から入ってきます。
夏は、カーテンやすだれで直接家の中に入ってくる日差しをさえぎれば、部屋の温度上昇(じょうしょう)をおさえることができます。出かける前にカーテンを閉めておくと、室温をあげないようにすることができます。ヘチマやゴーヤ、朝顔(あさがお)など、つる性の植物をベランダや庭で育てて「緑のカーテン」をつくると、夏の日差しをさえぎるとともに夏の(りょう)を楽しむこともできます。
冬も、カーテンを閉めることで、窓から冷たい空気が入ってくるのを防ぐとともに、「暖かい熱」が逃げないようにすることができます。

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