明日につながる循環型社会。

(わたし)たちはこの地球で生活をする中で、多くの天然資源(しげん)から様々な商品を製造し、消費し、たくさんのごみを出しています。その結果、資源(しげん)枯渇(こかつ)、温室効果ガスの排出(はいしゅつ)など、地球規模(きぼ)での環境影響(かんきょうえいきょう)がますます大きくなっています。これらの問題に、どのように向き合っていけばよいのか、未来に向けて何をすべきなのか、みんなで考えてみましょう。

循環型社会のために知っておくこと

循環型社会とは

(わたし)たちの生活は、地球の限りある資源(しげん)のもとに成り立っています。しかし、資源(しげん)を大量に消費するライフスタイルや世界の人口増加などが原因で、資源(しげん)やごみの最終処分場(しょぶんじょう)が不足するかもしれないことなどが問題になっています。環境(かんきょう)への影響(えいきょう)をできるだけ少なくするために、ごみの量を減らし、資源(しげん)として(あつか)えるものは再利用することが必要です。今までごみにしていたものを資源(しげん)としてくり返し使う、むだのない社会を「循環(じゅんかん)型社会」といいます。限りある資源(しげん)を次世代に引き()いでいくため、「循環(じゅんかん)型社会」について考えてみましょう。

地球の資源が、ピンチ!

東京のごみ問題は今どうなっている?

東京から出るごみの量

都内の家庭やお店、オフィスなどで出る一年間のごみの量は約450万トン(平成27年度)。工場や建築現場などで出るコンクリート、木くずなどのごみは一年間に約2,370万トン(平成27年度)です。都内から毎日たくさんのごみが出ているのです。

東京からたくさんのごみが出ている…

ごみの最終処分場が直面している問題

(わたし)たちが出すごみの多くは燃やされたり、細かく(くだ)かれたりして、最終処分場(しょぶんじょう)()め立てられます。今後、新しい最終処分場(しょぶんじょう)をつくる場所を(さが)すのは(むずか)しいため、現在の最終処分場(しょぶんじょう)をできるだけ長く使えるよう計画的に()め立て処分(しょぶん)が行われています。しかし、現在のごみを出す量とリサイクル率(ごみのうちリサイクルされた割合(わりあい))のままだと、23区ではあと50年程度で最終処分場(しょぶんじょう)がいっぱいになってしまうといわれています。

最終処分場が満杯になってしまうかも

※ごみ()てのルール
ごみは決められたルールに(したが)って、分別して()てることが大切です。ルールに(したが)って分別することでリサイクルが容易になります。
ポイ()てはやめましょう。ポイ()てごみにより、街が(よご)れるだけでなく、海に流れ()むと、海流に乗って他国の海岸に流れ着き、海岸を(よご)します。また、海洋生物などに影響(えいきょう)(およ)ぼします。

リサイクル

都内の区市町村では、ごみを分別して収集(しゅうしゅう)し、色々なかたちでリサイクルを進めています。こうした取組によって、東京都のリサイクル率は少しずつ上昇(じょうしょう)してきました。2015年度の最終処分(しょぶん)量は、2000年度に比べて約7(わり)減っています。ほかにも、ごみを()やす施設(しせつ)では、焼却(しょうきゃく)時に得られるエネルギーを()発電に利用したり、()やした後に出る(はい)をセメントなどに再利用したりしています。

資源を大切に!

■家庭やお店、オフィスなどで出るごみのリサイクル率の推移

■最終処分量の推移

食品ロス

都内の家庭、スーパーやレストランなどから年間約197万トン(平成24年度)もの食べ物のごみが発生しています。この中には、飲食店における食べ残しなどにより、本来食べられたはずなのに()てられているもの(食品ロス)が約27万トンも(ふく)まれているのです。

食べ残しをなくそう!

循環型社会のためにできること

「もったいない」を見つけよう! ライフスタイルを見直そう!

3Rにチャレンジしよう!

使う資源(しげん)やごみの量を減らすReduce(リデュース)、ものをくり返し使うReuse(リユース)、使い終わったものを資源(しげん)として再利用するRecycle(リサイクル)という、資源(しげん)を大切に使うための3つの行動を「3R(スリーアール)」といいます。生活の中の「もったない」を減らすことが、ごみを減らすことにつながります。積極的に3Rに取り組みましょう。

使い捨てを減らそう!

3Rうち、一番大事なのは、そもそもごみを出さないようにする「リデュース」です。ですから、買い物をするときはエコバッグを使うことでレジ(ぶくろ)をもらわない工夫をしたり、マイ(はし)を持ち歩いて()(ばし)を使う回数を少なくしたりするなど、身近なところから使い()て型のライフスタイルを見直してみましょう。

食品ロスを減らそう!

食品ロスの約4割は家庭から排出(はいしゅつ)されています。そのため、家庭での取組が重要です。生活の中で少し気をつけるだけで、食品ロスを減らすことにつなげることができます。また、「消費期限」と「賞味期限」の(ちが)いを理解しましょう。「賞味期限」は「おいしく食べられる期限」です。賞味期限を()えてもすぐに食べられなくなるわけではありません。また日ごろから冷蔵庫(れいぞうこ)などの食材の種類・量を確認(かくにん)し、食事や買い物をするときも「食べられる分だけ」を意識しましょう。買い過ぎや食材の使い残しを防ぐことができます。

ごみを分別しよう!

ごみを分別して出すと、資源(しげん)として使えるものをリサイクルすることができます。しかし、分別をしないと燃やされたり、()め立てられたりしてしまうため、資源(しげん)として利用できなくなってしまいます。また、分別が不十分だと、リサイクルに不適切なものを後から取り(のぞ)く手間がかかったりして、リサイクルに悪影響(あくえいきょう)(あた)えてしまいます。ごみを()てる時には、正しく分別するようにしましょう。

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